私は2019年に職業能力開発促進センター(通称「ポリテクセンター」略して「ポリテク」と言ったりします)でITエンジニアを養成するコースに7ヶ月間通っていました。
7ヶ月の訓練中はいろいろな講義を受けました。
(↓受けた講義の概要は他の記事に書いてあるので興味ある方は是非見てください。)
職業訓練の講習内容(ITエンジニア編) - 中年ひろゆきのブログ
今回は、私が受けた中で特に印象深かった講義について記事を書いていこうと思います。
<ビジネススキル講習>
ITとは直接関係ありませんでしたが、入所後の最初の約1ヶ月間はビジネススキル講習がメインでした。
ビジネススキル講習については訓練生が就職するための自分の経歴の棚卸しや履歴書の書き方、就職面接の練習がありました。
ビシネススキル講習のどのようなところが良かったのか箇条書きにすると以下のとおりです。
(良かったところ)
- 普段喋らない人も話さなければならない。
- 自分の考えを正確に伝えることを意識しながらアウトプットしなければならない。
- 自分のアウトプットに対する他の人からの評価や改善点がすぐにもらえる。
- 他の人のアウトプットを見ることで自分のアウトプットの改善点が分かる。
当たり前ですが、就職するためには話をして自分をアピールしないといけません。
私はほぼ毎日1日中無言で誰とも喋らないです。しゃべる相手といえば飼ってる猫くらいなものです。
ですので、たまに言葉を発すると100%カミます。たまにカタコトになるので「こいつ頭悪いのか?」というような目で見られることもよくあります。なので、引きこもりから社会に出るまでのリハビリとしては最高なのです。
また、他の訓練生の話が上手い人や下手な人を冷静に見ることができるので、自分がどれだけ理路整然と話せていないかも分かります。
この講義を受けて感じたことは、言葉を発していても相手に伝わっていなければコミュニケーション能力が高いとは言えないんだなということです。
<企業実習>
企業実習は自分が選んだ会社に1ヶ月間通い、実習先の担当者が作った課題をこなします。普段の訓練は基本的にポリテクで行うのですが、企業実習中だけは実習先の会社に通うことになります。
私の行った企業では実際にその会社の業務に係る作業をしませんでしたが、ITに関わる資格試験合格を目指して学習計画を立て、勉強をすることをメインにしていました。
ちなみに勉強した試験は「ORACLE MASTER Bronze」でした。この実習期間後ですが、勉強できない私が「ORACLE MASTER Bronze」を受けた結果は一発合格でした。
「ORACLE MASTER Bronze」を取りたいという方は下記書籍(通称、白本)がオススメです!!受験する方は是非!!
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[12c SQL基礎](試験番号:1Z0-061)完全詳解+精選問題集 (オラクルマスタースタディガイド)
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze[Bronze DBA 12c](試験番号:1Z0-065)完全詳解+精選問題集 オラクルマスタースタディガイド
(良かったところ)
- 人見れていると勉強に集中できる。
- 自分自身で学習の計画を立ててその進捗を報告することで学習が管理できる。
- 報告は分かりやすく決まった時間の中で行うことが大切だと気づける。
実習先の1日はざっくりこんな感じです。
・出勤
↓
・朝礼(スピーチ)
↓
・資格勉強
↓
・勉強の進捗資料作成
↓
・成果報告
私はそれほど頭はよくありません、勉強を全然してこなかったので試験などに受かるようなことは殆どなかったのですが、企業実習を通して「勉強ってこうやって進めていくといいんだ!」とようやく気づきました。
また、少しの緊張状態のほうが勉強がはかどります。他人の目があることでサボれないなーと思うからです。家にいたらテレビとかゲームとかしてしまうけれど、他にやることないんで勉強するしかないです、、、
そして学習進捗の報告を通じて、ここでもコミュニケーション能力が必要とされているということを感じました。
<まとめ>
私はダメダメな人生送っていますが、ポリテクに通って色々な気づきがありました。技術やスキルももちろん大切なんですが、やはりいちばん大切なのはコミュニケーション能力なんだなと思います。
「自分の思ったことを正確に相手に伝える。」
簡単なようですがこれがなかなか出来ません。
もっと早くこのようなことに気づけたら、もっとまともな人生歩んでいただろうなと思います。
みなさんも私のようにならないように、是非日々の生活からコミュニケーション能力を高めていってください。