中年ひろゆきのブログ

保有資格:基本情報技術者 、OracleMasterSilver 、OracleMasterBronze、OracleJavaSilverSE8 、日商簿記2級、日商簿記3級

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「あしたのことはわからない」

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もうすぐ40歳を迎える中年男です。

 

 

 

数年前のことですが、断続的にある頭痛に悩まされている時期がありました。

 

 

 

なかなか改善しないので病院に行った時の話です。

 

 

 

 

かかりつけの病院に行き、問診票を記入して待っていました。

やがて順番になり、診察室に入りました。

 

 

 

 

お医者さんが私の書いた問診票を眺めながら聞いてきました。

「頭痛がするんだね。」

 

「はい。」

 

一瞬お医者さんの顔が曇るのを感じました。

 

「いつから痛いんだい?」

 

「昨日からです。」

 

お医者さんが抜いた鼻毛を見るような目で私を見ました。

 

「これなんて読む?」

 

私が書いた問診票の一部を指で指しながら聞いてきました。

それは「症状がいつからですか」に対する私の記載部分でした。

 

「、、、!!」

「、、、あした、明日と書いてあります。」

 

「そうなんだよ!!これ!明日って読むんだよ!」

「君ね!明日のことが分かったら大変なんだよ!!!」

 

 

 

 

 

そうです!

私は「先生!!私、明日から頭が痛くなるから診てくれないか!!」と精神科まっしぐらの回答をしていたのです。

もちろんただの漢字間違えですが。

 

 

 

 

 

私は笑っていいのか、それとも照れるような仕草をしていいのか分からず、

しばらくお医者さんとその問診票を睨むように見ていました。

 

 

 

 

「あしたのことはわからない」

言われた言葉が気に入ったのかスマホのメモ帳にはそう書かれていました。

 

 

 

 

最近そのメモを見て、その時のことを懐かしく思い出していました。