日々だらだらとしただらしない生活をしている中年ひろゆきです。
記事を見ていただいてありがとうございます。
今回はマーケター森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』をまた買ってしまったことについて記事を書いていきます。
<森岡さんを知ったきっかけ>
私が森岡毅さんを初めて知ったのは、テレビ番組で森岡さんがUSJ再建に尽力している日々を記録したドキュメンタリー番組を見たときでした。
森岡さんは数学と統計学を得意とし、データの裏にある理由や原因をみつける観察力や分析力に長けている一方、自身の中にあるイメージを部下に対して身振り手振りで伝えるような熱い気持ちを持ち、猛烈なリーダーシップの持った人という印象でした。
テレビで見た森岡さんは堂々として自信満々といった場面が多かったですが、一瞬くすっとしてしまう場面がありました。
森岡さんにが歩いている時に、ドキュメンタリー番組のカメラマンがインタビューしていました。
「荷物とか多くないんですね。」
と話しかけると、
「この中に全部入っていますから!!」
と森岡さんが自信満々にスマホを掲げた瞬間、手が滑って豪快にスマホを床に落としてしまうのです。
自信満々の表情の直後に、大事なスマホを落として「あーーー!」と絶叫する姿を披露し、緊張と緩和をうまく使った笑わせ方だなと感心してしまいました。
<本を買ったきっかけ>
『苦しかったときの話をしようか』は2019年に出版された本です。
就職活動に悩む娘さんのために、自身の経験と知識を通じて働くことの本質をマーケターの目線で伝える名著です。
キャリアを積み上げるにはまず自分の強みは見つけること。
そして目的を持ってその方向に進むこと。
自分の見つけた強みを誰に対してどのように伝えるか、そして信念を持って自分の目的とする方向に進むことの大切さを説いています。
当時の私は10年間努めた会社を辞め職業訓練校で訓練を受けていた日々でした。
訓練後は就職活動を控えていたため、かつてテレビで見たエネルギッシュな森岡さんの本に元気をもらおうとしたのかもしれません。この本を買ったのです。
その後、私は就職をし、部屋の整理のなかで所有していた本をほとんど売ってしましました。どうやらそのなかにこの本も入っていたようなのです。
<また本を買ったきっかけ>
最近、カフェでコーヒー読んでいる時に、隣に座っていた大学生が『苦しかったときの話をしようか』を読んでいました。
2年前の本読んでいるんだと思い、本の内容を思い出してみました。
アメリカへ移籍後に職場での陰湿ないじめに会い、朝布団のなかで出社したくないという気持ちと会社に行かなければという気持ちでもがき苦しんだこと、ストレスから血尿を流しながらも毎日自分を奮い立たせながら働いたこと。
私が知っている自信満々の森岡さんからは想像できない内容でした。
就職活動に悩む娘のために、そんな苦しかった時の話を赤裸々に綴る姿を想像し、読んだ当時涙したことを思い出しました。
私が好きな本はやはり書いた著者の猛烈な熱量が伝わるような本なのです。売ってしまったけれどもう一度読みたいな。また買おう。
<余談>
ということで今回買うことにしました。
しかし、ネットでこの本を購入しようとして驚いたのですが、本体価格1,500円+税の本がネットショップで中古3,000円とかで売っているところがあるんですけど、、、
ほとんどの本は時間の経過とともに値下がりするものだと思ってんですが、この本は違うんだなと思いました。
森岡毅さんの著書をまだ読んでいない方で、興味を持った方は是非!!手にとって読んでみることをおすすめします。
エネルギッシュで娘思いの著者の言葉が、きっと読んだ人の心に刺さるはずです。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (角川書店単行本)
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命
USJをV字回復させた森岡毅の実戦マーケティング3部作【3冊 合本版】 (角川文庫)
USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)