今週のお題「鬼」
記事を見てくださりありがとうございます。
中年ひろゆきです。
今週のお題「鬼」で記事を書いてみました。
一生懸命まともなことを書こうと思ったのですが、
やはりくだらない記事になってしまいました。
読んだら読まなきゃよかったと思うでしょう。時間があるときにでも読んでください。
<鬼といえば>
40歳手前のおっさんが思いつく鬼といえば、漫画「鬼滅の刃」の上弦の鬼猗窩座や「ジョジョの奇妙な冒険」の吸血鬼ディオ、「渡り世間は鬼ばかり」の幸楽の人たちがいます。
漫画の中で鬼たちは決まって人間に対してこう言います。
「鬼にならないか?」
たいてい戦っている場面でしかも鬼が優勢のときに鬼からの誘いがあります。
もしも私だったら
「(ラッキー!殺されそうだったから助かった!!)なに!?なんでそんなことを言うんだ!!もう一度言ってみろ!」
「、、、、そうかお前がそこまで言うなら仕方ない。俺も鬼になる!!」
と言うでしょう。
逆に私が優勢の時に鬼への誘いがあった場合は、全人類のために誘いを断り、鬼を完膚なきまでに叩きのめすことを誓います。
それにしても、漫画の主人公格の人間たちはどんな状況であっても鬼を憎み、鬼からの誘いを拒み、鬼を全力で倒そうとします。これが私の様な甲斐性なしとの違いなのでしょう。
<鬼とは一体何なのか?>
今回鬼の記事を書くにあたり、友人池澤さんと吉野と話しました。「鬼とは一体なんなのか?」
池澤さんはある地方都市のターミナル駅で知らない人に話しかけられた時のことを話してくれました。
「一分間だけ良いですか!?」と言われ少しだけ話をし、本当に一分で会話を終了させたそうです。
話しかけた人が手に持っていた紙袋から何かを出そうとしたときだったので、もう少し話をしたそうな雰囲気だったそうです。
ただ池澤さんには気になることがあり彼に聞いたそうです。そこはターミナル駅の改札近くで人の往来の多い場所です。
「沢山いる人のなかでなぜ私に話しかけたのか!?」と。
話しかけた人曰く、
「あなたからは黒い恐ろしいオーラが出ていました。邪悪で禍々しいオーラです。しかし、その中央からは神々しく輝くものもあったので、つい話しかけてしまいました。」
とのことだそうです。言葉の詳細はきちんと覚えていないそうですが、大体そんな感じの表現だったそうです。なんか失礼な言い方の気がしますが。
しかし、池澤さんはその言葉を聞いて自分にはオーラがあると知り大変喜んだそうです。
彼はその時のことを思い出し、もしかしたら自分は「鬼の王様」かもしれないと言っていました。
もう一人の友人吉野は、
「俺が声かけるなら、汚い靴を履いていて、紙袋とかをかばん代わりに使っているような、目的もなくフラフラ歩いているような女の子に声をかける。」
と言っていました。
「おい、鬼の話はどこいった!?」と私は思わずツッコんでしまいました。
<疑心暗鬼>
鬼について調べたり、考えを巡らせてみるとやはりこの言葉に行き着きます。
「疑心暗鬼」
疑う心が、暗闇の中に鬼がいると思わせる。
この言葉が鬼を端的に表しているように思えます。
私が小学生の頃、通っていた学校の校舎の隅にある化学実験室の前のトイレにはオバケが出るという噂がありました。
クラスの壁新聞でも化学実験室前のトイレのオバケの噂を記事にしたりしていて、クラスの生徒達はそのトイレの前に行くと不気味な雰囲気を感じ、走るようにして自分たちの教室に戻ったりしていました。
ある日クラスのガキ大将的な立場にいる生徒が、「俺オバケの出るトイレでおしっこしてくる!!」と言いました。
クラスの生徒の一部がざわつきました。教室の前のトイレに行かずにわざわざオバケの出るトイレでおしっこするなんて、すごく勇気がある。皆そう思ったのです。(今考えるとただのバカなのですが。)
ガキ大将は数人の男子を引き連れ化学実験室の前のトイレに行きました。
そして数分後、ガキ大将はバツの悪そうな顔で教室に戻ってきました。いつも上着に着ていた色褪せた赤のトレーナーを腰に巻き、体育半ズボンの前面を隠すようにして。
これは私の予想ですが、ガキ大将は例のトイレでおしっこをしたのだと思います。しかし、おばけの存在を気にするあまり尿を出し切る前にズボンを履いてしまったのでしょう。結果、ズボンの中で濡らしてしまったのです。
まさしく疑心暗鬼。
私はこのエピソードを思い出すたびにおばけ(鬼)は自分の心の中にいるのだと再認識させてくれるのです。