中年ひろゆきのブログ

保有資格:基本情報技術者 、OracleMasterSilver 、OracleMasterBronze、OracleJavaSilverSE8 、日商簿記2級、日商簿記3級

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誰も背中を押してくれない!!〜彼女が欲しかった昔の自分に贈る言葉〜

記事を見ていただきありがとうございます。
クリスマスが近づくと自作のクリスマスソングをつくる中年ひろゆきです。

 

 

 

最近、近所の男子大学生と話をしていたら、「俺、大学生になったら勝手に彼女ができると思ってたんですけど。」と言っていて、一瞬昔の自分を思い出しました。
数十年前のジャンプ放送局のネタかよ!?とツッコミたくなりましたが、ジャンプ放送局を知らない彼がそんな発言をするってことは、時代が変わっても男の悩みや自分勝手な都合のいい思い込みは変わらないということなんです。

 

 

 

<誰も背中を押してくれない>

 

今回の記事ではモテなかった私の大学時代の恋愛に関わる思い出は書いていきます。


www.youtube.com

これはお笑い芸人かまいたちの山内さんがギャンブルについて熱く語る動画です。この動画内で、お金がない学生時代の山内さんが大連チャンしているパチスロ台を知らないお兄さんから譲ってもらうという話があります。

 

 

 

 

爆裂しているパチスロ台を打っているお兄さんが一瞬やめるような仕草をした目にした山内さんは、勇気を出して彼に話しかけその台を譲ってもらい、その後閉店まで連チャンさせて大儲けします。山内さんはその経験から「自分から一歩踏み出さないと、誰も背中を押してくれない。」と語っています。

 

 

 

 

私はこの言葉がとても好きで、この言葉を思い出すと自分から行動しないと欲しい物は何も手にすることができないんだなとしみじみ感じます。
やはり、恋愛でもそうなのではないでしょうか。

 

 

 

<便所事件>

 

私も大学生の頃まったくモテませんでした。「大学生になれば彼女ができる」という自分にとって都合のいい都市伝説を信じて疑いませんでした。

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しかし、待てど暮らせど彼女らしき人物が私の前に現れることはありませんでした。
私がプレイするドラクエ5の世界ではビアンカと結婚して2人の立派な子供まで育てたのになぜ現実世界では彼女ができないんだと思いました。

 

 

 

 

周りの男友達にも少しずつ彼女なる存在がちらほらと現れ始め、ついには私とよく「ときメモ」という恋愛シミュレーションゲームしていた友人増田という男にも彼女ができました。
ショックでした。実は私は増田を心のなかで「こいつ絶対彼女できない。」と思っていたからです。

 

 

 

 

しかし、この出来事は私にとってコペルニクス的転換でした。あれ?もしかして彼女つくるって楽勝なのでは?増田にできることは俺にもできる!!と勇気をもらったのです。

 

 

 

 

私には同じ部活に一学年下の後輩がいました。彼女は決して私のタイプではないけど、女を意識することのない存在だったので話しやすく、私の彼女欲しい願望を満たしてくれると思っていました。
私は早速、部室棟の便所の前に彼女を呼び出し告白することにしました。
結果、驚いたことに(というか当然ですが)私はその女子にフラレたのです。

 

 

 

そんなナメた態度や考え方で彼女なんてできるはずもありません。
この出来事に焦った私は恋愛についてネットや本を読んで真面目に学習をはじめました。

【合本版】LOVE理論+スパルタ婚活塾

夢をかなえるゾウ1

ザ・ゲーム フェニックスシリーズ

合コンの達人 (ベストセレクト)

 

 

 

 

そして、多くの本を読み私は気づきました。恋に辿り着くためには勇気を出して多くの出会いの機会を作らないといけないのだと、間違っても便所の前に女の子を呼び出して告白してはいけなのだと。

 

 

 

 

<スシロー男>

 

私にはスシロー男と呼ばれていた友人篠田がいました。

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彼は目当ての女の子を見つけると「大学近くのチェーン店「スシロー」に行こう!」と言うので周囲の女子から陰で「スシロー男」と呼ばれていました。田舎から出てきた青年篠田はスシローを江戸前イカした寿司屋と勘違いしていたのです。

 

 

 

 

ある日、大学の共有スペースで数人の女子が篠田について話していていました。
すると1人の女子が
「この間、篠田にスシロー行かないって誘われたんだけど!」
と言うと3、4人の女子が一斉に
「えー!キモーい!」
と言っていました。
彼女たちは篠田の友人である私の存在には気づかなったようでしたが、その場面を見ていた私は流石に篠田のことを不憫に感じて仕方ありませんでした。

 

 

 

しかし、そんな彼にも彼女がいる時がありました。私の目から見ても女の子をスシローに誘うのは良くないと思っていましたが、彼のスシロー熱に胸を打たれて付き合ってくれる女の子はいたのです。

 

 

 

 

そう彼は全くめげることなく打席に立ち続けたのです。

 

 

 

 

<はじめての彼女>

当時はmixiという招待制SNSが流行していました。
私はmixiを通じて大学の同級生の女子の1人とメールで連絡を取る仲になっていました。
数カ月間何気ないメールを送っていましたが、意を決して私は彼女をデートに誘うことにしたのです。

 

 

 

 

その時のことは今でも覚えています。何度も送信するメールの文面を確認し、送る瞬間ボタンを押す指は震えました。
送った後は携帯電話をしばらく見ることができませんでした。
「返信がなかったらどうしよう、、、」
「断られたらどうしよう、、、」
頭を抱えて携帯電話をへし折ろうかとも思いました。

 

 

 


結果としては、その後のその女の子との仲は順調に行き、私はその女の子と付き合うことになりました。

 

 

 

 

私が初めて彼女ができて感じたことは、出会いからデートに誘うまでのフェーズがボトルネックとなっていて、なかなか恋愛にまで進展しないが、そこを切り抜けると拍子抜けするほど順調にことが運ぶということです。

 

 

 

 

<スシロー男と旅行に行く>

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その後、私はスシロー男こと篠田と旅行に行く機会がありました。

 

 

 

旅行の移動中、私と篠田で大学生活を振り返っていました。何気ない大学生活の日常を話していましたがやがてネタが尽きてきました。そして私はかつて共有スペースで数人の女子たちが篠田のことを「スシロー男」と呼んでいたことを言ってしましました。

 

 

 

篠田はウンウンと何かを噛みしめるように頷いていました。

 

 

 

 

しばらく悩んだ様な表情でしましたが篠田は口を開きました。
「いままで俺も黙っていたけど、お前は女子から便所番長って呼ばれてたぞ。」

 

 

 

 

<一歩踏み出そう!>

f:id:tyunenhiroyuki:20211122180140j:plainかつての私に声をかけるとしたら、「一歩踏み出そう!」という言葉でしょう。
その一歩がたとえ便所への一歩であろうと、スシローへの一歩であろうと、背中を押されて進む一歩とは雲泥の差であることは間違いないのですから。

 

 

 

 

そして、その一歩踏み出した先に見える景色は素晴らしくもあり、残酷でもあると思うのです。

 

 

 

 

今まで見たことのないものを見ることができるワクワクするような希望も、
ビビって震えて心が折れてしまいそうな不安と恐怖も、
一歩踏み出した人にしか味わえない特権だと思うのです。